新潟市中央区にある、0・1・2歳児専門の小規模保育園ばとぅーるこども園では、「食」を通じて子どもたちの未来の健康を支えています。園の給食には、単なる栄養補給という枠を超えた、園長の強いこだわりと想いが込められています。
最大の特徴は、“できる限り無添加”にこだわった給食づくりです。毎日使う調味料は、業務提携をしているナチュレ片山さんから仕入れる無添加調味料を中心に使用し、味噌は昔ながらの製法を守る沼垂にある峰村醸造さんのものを使っています。

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これらの調味料は、余計な添加物を含まず、素材本来の味を活かすことができるものばかり。
子どもたちの身体にできるだけ負担をかけず、安心して口にできるものを園長自らが選び抜いています。

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また、主食であるお米にも妥協はありません。使用しているのは、江南区のかがやき農園さんが育てた減農薬特別栽培米です。手間ひまをかけて育てられたお米は、自然な甘みと風味があり、子どもたちが「ごはんそのもののおいしさ」を感じることができます。毎日の食事の中で、こうした本物の味に触れることは、味覚の発達において非常に重要な経験となります。
食材は全て当日配達されたものを使用し、その日のうちに調理。
冷凍食品には頼らず、すべて手作りで提供することを大切にしています。
ウインナーやハムなどの加工食品も無添加にこだわり添加物を極力避けています。
保育園でのカルシウム補給は牛乳以外で摂ることが多いので頻度は高くありませんが
おやつの時に出す牛乳は栄養の損失が少ない低温殺菌牛乳を出しています。
ただし、完全に冷たいものや冷凍のものを排除しているわけではありません。例えば、アップルシャーベットや冷凍みかんといった、季節感や楽しさを感じられるデザートは適度に取り入れています。子どもたちにとって「食べることが楽しい」と感じられる工夫もしています。
ここまで食にこだわる背景には、「3歳までの時期の重要性」があります。一般的に、腸内環境は3歳頃までに大きく形成されると言われており、この時期にどのような食事をとるかが、その後の健康に影響すると考えられています。また、味覚もこの時期に大きく育まれるため、できるだけ自然でやさしい味に触れることが重要です。
もし幼い頃から濃い味付けや人工的な味に慣れてしまうと、本来の食材の味を感じにくくなる可能性があります。だからこそ、出汁の旨みや野菜の甘みなど、素材そのものの味を大切にした給食を提供しています。「本物の味を知ること」が、子どもたちの味覚を育てる第一歩だと考えているのです。
また、安心・安全な食事環境は、子どもたちの心にも良い影響を与えます。無理なく自然な味に親しむことで、食べることへの抵抗感が減り、食事の時間が楽しいものになります。こうした積み重ねが、将来的な食習慣の土台をつくっていきます。
また、地元のお魚屋さんやお米屋さん、お味噌屋さんの食材や
地元で作られている米粉やお塩を使うことによって
自分の住む場所への愛着を育てる食育も大切にしています。
ばとぅーるこども園では、見えない部分にまで丁寧に配慮した食育が実践されています。手間も時間もかかる取り組みですが、それはすべて子どもたちの健やかな成長のため。「今」だけでなく「未来」を見据えた給食づくりが、日々大切に積み重ねられています。
子どもたちが毎日口にするものだからこそ、本当に安心できるものを届けたい——その想いが給食のすべてに込められています。そしてその想いは、子どもたちの身体と心をゆっくりと、しかし確実に育てていく力になっているのです。
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